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用語 |
意味 |
液状化 エキジョウカ |
通常は固体である土が、ある条件の下で急激に土の粒子同士の摩擦力・粘着力を失い、液体状になる現象。一般に、飽和された砂に、地震による力が加わったときに起きる。 |
N値 エヌチ |
重さ63.5kgのハンマーを75cm自由落下させ、サンプラー(金属製の円筒)を30cm打ち込むのに要する打撃回数。地盤が硬いほど、N値は大きくなる。 |
基礎 キソ |
建物の地上部分の重さを地盤に伝えるために設ける部分の総称。ふつう、直接基礎・杭基礎・ピア基礎・ケーソン基礎に分けられる。 |
杭基礎 クイキソ |
建物の基礎部分が杭によって支えられているもの。支えている基礎を基礎杭という。一般に、基礎部分に接している地盤の地耐力が不足で、他の基礎より有利な場合に用いられる。 |
ケーソン基礎 ケーソンキソ |
中空の箱状または筒状の構造物を支持層まで沈める形式の基礎。杭基礎やピア基礎では十分な指示力が得られない場合に用いる。 |
三角座標 サンカクザヒョウ |
土の分類に用いる座標。粒度試験の結果から、土を砂・シルト・粘土の3成分に分け、それぞれの重量の割合(パーセンテージ)により、土の名称を決める。 |
支持層 シジソウ |
建築物、その他の土木構造物を支える地層。ふつう、厚い砂層や砂礫層がこれに属する。浅い支持層を支持地盤、深い場合を支持基盤という。 |
シルト シルト |
シルト分(粒径0.005mm~0.074mmの土粒子)を多く含む土。 |
震度 シンド |
ある場所での地震による揺れの程度を表す指標。0から7までの階級があり、そのうち震度5と震度6はそれぞれ強、弱に分割され、全体で10階級ある。ちなみにマグニチュードは、地震の際、震源から放出されるエネルギーの量を表す指標をいい、ある地震につき一つの値しかない。 |
砂 スナ |
粒径0.074mm~2.0mmの土粒子。 |
地耐力 チタイリョク |
荷重を支えうる地盤の能力。基礎部分の深さや大きさ、形状、地下水位等により、地耐力は変化する。 |
直接基礎 チョクセツキソ |
基礎部分の重さを、杭などによらずに、直接地盤に伝える形式の基礎。 |
粘土 ネンド |
粒径0.001mm~0.005mmの土粒子。 |
ピア基礎 ピアキソ |
地盤を掘削して設けた柱状の構造物により、地上部分の重量を支えている基礎。杭基礎と併せて、深い基礎ともいう。 |
飽和・不飽和 ホウワ・フホウワ |
飽和とは、土粒子の間隙が水で満たされていること。間隙が100%水分で満たされていない状態を不飽和といい、地下水面上にある土の状態がこれに当たる。 |
礫 レキ |
土粒子のうち、比較的大きい粒子で、粒径2.0mm以上のもの。礫の多い地盤は透水性が良く、地盤沈下が生じず、支持力は比較的大きい。 |
ローム ローム |
三角座標による分類の中で、砂分30~50%、シルト分30~50%、粘土分0~20%の土。 |